メキシコでのトルティーヤ料理の名前 / Los nombres de todos los "tacos"
トウモロコシ粉や小麦粉から作られる、メキシコ人の国民食「トルティーヤ」。
私たちは「トルティーヤの料理=タコス」と思いがちなのですが、実は、種類や形によって名前を変えます。
■円形トルティーヤに肉を乗せて包んだものはタコス(Tacos)
■円形トルティーヤにチーズを包んだものはケサディーヤ(Quesadilla)
■厚めのトルティーヤを揚げて中に肉や野菜などを挟んだものはゴルディータ(Gordita / 意訳:おデブちゃん)
■トルティーヤにじゃが芋、お肉などを詰めて細くクルクル巻いて揚げたものはフラウタ(Flauta / 直訳:フルート)
■同様に、トルティーヤをクルクル巻いて、揚げずにサルサをかけたものがエンチラーダ(Enchilada)
■楕円型の分厚いトルティーヤに豆や肉などをトッピングしたものをワラチェ(Huarache / 直訳:サンダル)
■ワラチェと同じく分厚いトルティーヤでも、小さ目の円形のものを揚げて豆やお肉を乗せたものはソペ(Sope)
■ワラチェを少し小さくした楕円形のものはトラコヨ(Tlacoyo)
■円形のトルティーヤをトーストして上にお肉や魚をトッピングしたものはトスタダ(Tostada)
■トルティーヤを小さくきって揚げたスナックみたいなものはトトポス(Totopos)、と呼ばれます。
メキシコに住んでから最初の数年間は(面倒なので)どれも「タコス」や「トルティーヤのやつ」と呼んでいたのですが、スペイン語のミスには寛大なメキシコ人でも、さすがに聞き捨てならないようで、何度も何度も訂正されていくうちに覚えてしまいました。
同じトルティーヤ料理でしょ…と言いたくなりますが、よく考えたら、
日本人が魚の名前にすごく詳しかったり、寿司もにぎり・巻き・ちらし寿司等、をそれぞれ分けて認識したい気持ちと同じなんだろうな、と思います。
ちなみに、私のオススメは、海鮮が乗ったトスタダです(Tostada de Mariscos)。
タコやまぐろ、エビなど色んな種類がありますが、海鮮系のお店でTostada de~というのをメニューで見かけたら是非お試しください。