厄除けのおまじない「Knock on Wood」 / Tocar madera

「Knock on Wood / Tocar madera（木を叩く）」という文化をご存知でしょうか。

縁起悪い発言をした時、木（木製のもの＝テーブルなど）をトントンと叩くことで、口に出してしまった不吉なことが起こらないように魔除けができる、という迷信です。

例えば、「もし飛行機が墜落してしまったら～」のような不吉な話をした時に、近くにあるテーブルや木製の家具を探してトントンと叩くことで、「飛行機が墜落するような不幸が起きませんように」という魔除けができるというものです。

このKnock on Woodは中南米だけでなく欧米でも浸透している迷信なのですが、英語圏ではWooden-headed（頭の悪い、のろまな）という言葉とかけて、冗談として、木の代わりに自分の頭をコツコツ叩くこともあるみたいです。おもしろいですよね。

大学の頃、教授が「バイリンガルの人は、話す言語によって歩き方さえ変わる」と話していたことがあります。

学生の頃は全然信じていなかったのですが、言語習得によりジェスチャーや体の動き方も変わるというのは、今ならすごく共感してしまいます。私も歩く姿はメヒカーナなんでしょうか。

今度は、メキシコならではのジェスチャーについてご紹介したいと思います！