メキシコの黒豆（フリホル）であんこ作りに挑戦 / Hacer Anko con fiijoles negros en México

一年ほど前の話ですが、スーパーで売っている真っ黒のフリホル（Frijol：豆）が日本の黒豆とそっくりなのを見て、「これは黒豆の甘煮が作れるのでは」と思い、黒豆煮作りに挑戦したことがあります。

一晩水に浸した後、お砂糖を入れてコトコト…美味しそうな黒豆煮ができた！！と思ったのは束の間で、味見してみると、繊細とはほど遠い、土っぽい味というか、おかず系の味というか、、、メキシコ料理に出てくるフリホルの味がするのです。見た目がふっくら＆つやつやと上手に出来ただけあって、味のギャップによる衝撃が強く、どうしてもそのまま食べることはできませんでした。結局、煮汁を替えて砂糖を追加して、更に煮詰めて大量の黒豆あんこが出来上がりました。

とても悔しかったのですが、あの時の見た目と味のギャップが怖くて、未だにリベンジできないまま、残りの乾燥黒豆が私の冷蔵庫で眠っています。

メキシコ料理やブラジル料理には、黒豆（ブラックビーンズ）が利用されることが多いですが、日本の黒豆が大豆系であるのに比べて、中南米で使われる黒豆は黒インゲン豆なので少し種類が異なるようです。日本の黒豆煮が美味しいのは、豆そのものの素材の味のおかげだったのかもしれません。

ほんのり甘くて美味しい黒豆煮が恋しい今日この頃でした。