ワラーチ / Huarache

今年に入ってからランニングにハマっています。

コロナの影響で、公園や人通りの多い場所を避けて一人で走ることが多いのですが、年初は2km走るのが精一杯だった私でも、気付いたら毎月100～160km程走れるようになっていました。そんなランナーズハイの虜になってしまった私ですが、最近気になっているのが日本のランナーの間でも人気を集める「ワラーチ」です。

ワラーチは、メキシコのチワワ州にある大渓谷（チワワ鉄道で有名な「バランカ・デ・コブレ/Barranca de Cobre」）に住むララムリ族が使用するサンダルです。ワラーチもしくはワラチェと呼ばれます。バランカ・デ・コブレは、６つの渓谷からなる渓谷地帯なのですが、全体面積はアメリカのグランド・キャニオンの4倍と言われています。そんな渓谷に住むララムリ族は、常に自分の足を使って、長距離かつ高低差のある道を走って移動するのですが、移動距離は100kmを超えることもあるそうで、「世界一走る民族」と呼ばれています。

そんな彼らが使うワラーチ。簡単に言うとゴムシートと紐だけで作られたサンダルです。

紐があるので足を固定できるのですが、どうみても走る用の靴ではありません。

そんなワラーチが、なぜランナーの間で人気を集めているのかというと、足本来の機能を取り戻ることができるからだそうです。スニーカーのように地面との着地衝撃を軽減してくれるものとは違い、ワラーチでは直接着地の衝撃を受け止めるため、足の本来のバネ機能を鍛えることができるようです。

定期的に足の痛みに悩まされている私なのですが、このワラーチを使って足を鍛えるか迷っています。

ただ、メキシコの道には、犬のフンや大きな水たまりをはじめとする障害物が沢山あるので、なかなか勇気を出せないまま現在に至ります。

もしワラーチを使われたことがある方が居られれば、是非、ご感想お聞かせください！