メキシコのブユ へへン / Los jejenes, más poderosos que mosquitos
コロナの影響で海外旅行や出張ができなくなってしまいましたが、国内旅行に出かけられている方は少しずつ増えているかもしれません。そんな中、今日はメキシコだけでなく中南米に生息するへへンの話をお伝えしたいと思います。
へへン(Jején、もしくは複数形でへへネスJejenes)は、英語ではSandflyと呼ばれるハエ科の一種なのですが、大きさはゴマ粒ほどの小さい虫です。日本でいうところのブユなのですが、ヌカカ(?)と呼ばれる虫が一番近いようです。
このへへンの怖いところは、とにかくすっっっごく痒いこと、そしてその痒みが1ヵ月近くも続くことです。更に、一度に多数刺されるケースが多いのも、へへンの恐ろしさです。
私は、くるぶしだけで20ヵ所近くも刺され、今までに経験したことのないような痒みに1ヵ月以上も襲われたことがあります。※人によってアレルギー反応は異なるようです。
へへンが出現するのは、
・暖かい日
・曇りの日
・湿度が高い日
・風が弱い日
尚且つ、朝と夕方に活動すると言われています(蚊と異なり、夜は活動しないようです)。
メキシコですと、川の近くやビーチで刺されたという話を聞いたことがあります。
私が刺された時は、毎晩痒さで起こされては掻きむしってしまう1ヵ月が続き、当時通っていた語学学校では、歩く人みんなに血だらけの足を心配されるほどでした。
気になる方は、「sandfly bites」や「Jejenes picadura」のキーワードで画像検索されてみてください。
とっても痒くてトラウマになる程の厄介者、へへン。これから旅行に行かれる方は、お気をつけください!