メキシコの40年代作曲家 アグスティン・ララ / Agustin Lara
メキシコの音楽というと、皆さんレゲトン、マリアチやクンビアなど、いかにもラテンっぽい音楽を思い浮かべる方が多いと思います。
どこにいても賑やかな音楽が流れてくる愉快なメキシコですが、70年程前のメキシコ音楽文化は、また違った側面がありました。
1940年~1950年代にかけて活躍したAgustin Lara(アグスティン・ララ)という作曲家がいます。
彼の音楽は、ピアノを用いた曲が多いからなのか、ジャズとクラシックを掛け合わせたような曲が多いです。(ジャンルの名前が分かりませんが、一部の曲は「ボレロ」に当てはまるそうです。)
今メキシコで聞かれるようなラテン音楽とは大きく異なり、クラシック映画から流れるような埃っぽい音がたまりません。
私が好きなのは、「Azul」や「Solamente Una vez」「Amor de mis amores」という曲で、最近のメキシコ人気アーティストNatalia Lafourcadeからもカバー曲が出ています。
ジャズやクラシックがお好きな方は、一度彼の音楽を聞いてみてください。