メキシコの自動販売機を手なずける方法
うちの会社のオフィスには自動販売機が一つ置いてあります。
まだコロナ前の頃ですが、ある日この自販機に20ペソを入れても、なかなか飲み込んでくれない時がありました。何度入れても、お札を吐き戻してくる自動販売機。
メキシコのお札には、100ペソや200ペソのように、1回ドブに捨てられて洗濯機で回されたんじゃないかと思うような、シワシワでなぜかしっとりしたお札をよく見かけますが、20ペソや50ペソは、比較的ツヤが残るピン札に近い状態であることが多いです。
そんなピン札20ペソを自販機が読み込んでくれないなんて、と思いながら、シワを伸ばしていたら、後ろから同僚が「それじゃダメだよ」というのです。
彼は私の20ペソを手に取って、なんと、ぐちゃぐちゃ、シワシワに握りつぶしたのです。
そして自販機の中にシワシワ20ペソを入れると、なんと、なんと、自動販売機がすんなりと受け取ってくれました。
日本であれば、自販機が反応しない時は、お札のシワを伸ばすのが一般的だと思うのですが、メキシコでは、ある程度、お札が使い古されていないと機械には読み込んでもらえないようです。
(うちの会社の自販機だけかもしれませんが…。)