メキシコの年越しはブドウ
日本で年越しといえば「お蕎麦」ですが、メキシコでは「ブドウ」です。
既にご存知の方も多いかと思いますが、スペインや中南米では、時計の針が12時になったと同時に、12個の新年の抱負・願い事を唱えながら、新年の12ヵ月を意味するブドウ12粒を食べます。
スペインから始まったこの文化では、深夜0時に鳴る「12の鐘の音(Doce campanadas)」に合わせて食べるか、もしくは12:01になる前に食べなければなりません。
12の鐘は3秒に一度鳴ると言われているので、鐘に合わせるとなると36秒間に12粒、もしくは12:01までとなれば、60秒間に12粒(1粒あたり5秒)のブドウを早食いしなければなりません。
しかも12種類もの新年の抱負や願い事を考えながら食べなくてはならないのです。
これがなかなか大変で、12粒のブドウを時間通りに食べきれなかったり、そもそも12種類も願い事なんて考えられなかったり、と新年早々、ちょっとした挫折感を味わうことになります。
メキシコに居られる皆様は一度お試しください。