【メキシコ】メキシコ料理作りに欠かせないモルカヘテ

メキシコ料理作りによく登場するのが、モルカヘテ（Molcajete）。メキシコで古くから使われてきた、火山咳からできた石臼（すり鉢）です。これを使うとサルサの味が全然違う！とメキシコ人は口をそろえて言います。

そんなモルカヘテ。市場に行くと買えるのですが、買った状態のものをそのまま使うことはできません。新品のモルカヘテ購入後に忘れてはならないのが「Curar」という作業。Curar（英語ではCureやHeal）という、「治療する」意味を指す動詞ですが、モルカヘテの石の表面をお掃除する作業です。

やり方は簡単、とは言い切れず、少し面倒。

買ってきたモルカヘテに、米か粗めの塩を入れてすり潰します。ひたすらすり潰していくと、灰色のさらさらの状態になります。この灰色こそが汚れですので、すり潰したお米や塩を交換して、灰色にならなくなるまで、この作業を繰り返します。

石の隙間のお掃除が終わったら、今度は水と少量の洗剤で洗います。たわしや、しっかりしたブラシでこすってあげましょう。その後、きれいになったモルカヘテをしっかり乾かしてあげたら、モルカヘテの完成です。なかなか面倒な作業です (笑)

私はモルカヘテを持っているにも関わらず、重たいのと場所を取るので、ブレンダーなどで代用してしまいがちです。

いつか使ってあげよう、いつか使ってあげようと思いつつも、棚の奥からなかなか出せずにいます。。。