【ラテン音楽】ランバダ(Lambada)の原曲はボリビアなのです
ラテン音楽というと、日本に住む私たちに馴染みのないものが多いですが、90年代に石井明美がカバーした「ランバダ」に関しては、一度は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
いかにもブラジル!ラテン!という雰囲気のリズムが耳に残るランバダですが、実はフランスのKaoma(カオマ)というグループが出したヒット曲が元になっているといわれています。メンバーにはブラジル人が多かったことから、ブラジルの音楽のように取り扱われることが多いようです。
ただ、このKaomaの曲には、更なる原曲があります。それはボリビアのLos Kjarkas(ロス・カルカス)というバンドの「Llorando se fue(泣きながら去った)」という曲。Kaomaは、この曲を盗用し、Lambadaを作ったそうです。当時、ボリビアでは著作権保護に関する法整備が進んでいなかったこともあり、簡単に無断使用ができてしまったようです。今では、Los Kjarkasが裁判に勝ち、著作権料が支払われることになりました。
という話を、ボリビア人の友人が熱弁していたので、皆様にも共有させて頂きました。
YouTubeで原曲のLos Kjarkasの曲を聞いてみると、ダンス用というよりは、フォークソングのような雰囲気。しかも聞き進めていくと、日本語で歌われているんです。どうやら、メンバー交代をしながらも活動を続けるLos Kjarkasには、現在宍戸誠さんという日本生まれのメンバーもいるみたいです。
久々に聞くと、頭に残る音楽で、世界中でヒットしたのも納得がいきます。余談ですが、仕事終わりにラテン音楽を聞くと、びしっと頭がプライベートモードに切り替わる気がします。私だけでしょうか。