México en mi Corazón / メキシコうんちく帳

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今でも愛されるテハーノ歌手 セレナ

こないだラテン音楽で、ランバダについて触れさせて頂きましたが、アメリカで人気のあるラテン歌手といえば、セレナ(Selena)。
セレナは、アメリカ生まれのメキシコ系アメリカ人の歌手で、テハーノ・ミュージック界では有名な女性歌手でした。
※テハーノ/Tejano=Texasをスペイン語読みしたテハスの形容詞、つまり「テキサスの」という意味

 

「テハーノ・ミュージックの女王」と呼ばれていた彼女は、12歳でデビューを果たし、スターの座に上り詰めたものの、23歳という若さでこの世を去ってしまいました。
なんと、ファンクラブの会長Yolanda Saldivar(ヨランダ・サルディバル)に撃たれて亡くなってしまったのです。
ヨランダはファンクラブの会長を務めるなど、セレナの身の回りの世話をする人物だったそうですが、お金絡みのことで口論になったところ、銃で撃たれてしまったそう。

 

若くして命を失ったセレナですが、今でもメキシコやアメリカ(主にテキサス)で愛されています。
ハスキーな声で、見た目もいかにもラティーナ!みたいな雰囲気の彼女ですが、無垢な笑顔がとってもかわいらしくて一目見るだけで好きになってしまいます。
音楽は、ポップミュージックに、少しメキシコ風クンビアの要素を入れたような曲が多いです。

 

尚、当時テキサスの州知事であったジョージ・W・ブッシュは、セレナの誕生日である4月16日を「Selena Day」として定めたそうです。

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