映画:ブルー 初めての空へ(原題:Rio)
こないだ「同じラテンの国でもメキシコよりもブラジルの方が好きだ」と仰る方にお会いしました。メキシコに駐在で来られている方は、ブラジルなど他の中南米にも駐在されていた方が多いのですが、そういうものなんでしょうか。
確かに、メキシコ人に比べてブラジル人の方がカラッとした性格で、真っすぐ明るいイメージがあります。そして、日系人が多いことから、人種の多様性という意味でもブラジルの方が日本人にとって馴染みやすい国なのかもしれません。サッカーもブラジルの方が盛んで、ダンス文化もブラジルの方が濃いので、「陽気なラテンの国」というイメージにぴったりなのかもしれませんね。
学生の頃の仲良い友人に一人ブラジル人がいるのですが、ラテンで陽気な彼女と、控えめ(?)なアジア人の私の文化の違いをよく表現してくれた映画があります。
「ブルー 初めての空へ(原題:Rio)」という映画をご存知でしょうか。
リオデジャネイロ生まれの青い鳥であるブルーが映画の主人公。ブルーは生後間もなく、密輸業者によってアメリカに連れていかれます。輸送中の事故のおかげで心優しいアメリカ人の少女に拾われたことから、ものすごくインドア派で飛べない鳥としてすくすく育っていきます。そんなブルーが、あることをきっかけに故郷リオデジャネイロに行くことになるのですが、ブラジルで出会う鳥や動物の陽気さと、「なんとかなるさ」精神で色々と困難を乗り越える映画です。
鳥でも誰でもみんなサンバが踊れたり、何よりもカーニバルを楽しみにしてたり、とブラジルの「The ラテン」な性格のおかげで、こっちまで愉快な気持ちになれる映画です。一方でアメリカ育ちのブルーは、かごの中にいるのが好きな保守的な鳥。
もし機会があれば、是非見てみてください(Netflixにはありませんでした…)!