各州によって異なるメキシコのフォークダンス
先日、セントロにあるBellas Artes(ベジャス・アルテス)でメキシコの伝統舞踊が見られるというお話を紹介させて頂きました。
一方で、「メキシコの伝統舞踊ってどんなの?」と思われる方も多くいらっしゃると思いますので、少しだけご紹介したいと思います。
メキシコの伝統舞踊は、地域(主に州)によって異なります。
私の一番のお気に入りは、ラ・バンバで知られるベラクルスの踊り。通常、男女のペアで踊るもので、足踏みのステップとフラメンコのようなダンスが特徴的です。
ベラクルスの白い伝統衣装に、赤いバンダナやショール。二人でステップを踏みながら、足だけで赤いリボンを結ぶ、というチャレンジが待ち受けているダンスです。
また、有名なのが、マリアッチの起源であるハリスコ州の、ハラベ・タパティオというダンス。マリアッチの音楽に合わせて、こちらもペアで踊るものです。
男性から女性への求愛を表現したダンスで、女性は衣装をひるがえしながら、男性は(心なしか少し前のめりで)ステップを踏みます。
その他にもオアハカ州は、パイナップルを肩に乗せた女性のダンス、ミチョアカン州は仮面をつけた踊りなど、地域によって全く種類が異なります。
どの地域のダンスも、衣装が美しいので注目してみてください。
こんな私も、実はメキシコに到着してすぐ、語学学校で伝統舞踊のクラスを取ったことがあります(笑)
常にステップを踏んでいるので、意外なほどの運動量なのと、スカートをひるがえす作業が難しかったのを覚えています。